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ポルシェ・911

发布时间:2026-09-05 | 浏览:1
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911 ( ドイツ語 : neun-elf / ノイン・エルフ)は、ドイツの自動車メーカー、 ポルシェ が 1964年 から製造・販売している スポーツカー である。 1963年 の フランクフルト・モーターショー (当時)で発表、1964年の発売以来、現在に至るまで第一級の走行性能を持つスポーツカーとして知られており、ポルシェの フラッグシップモデル としての座を担っている。デビュー当初から一貫して「 水平対向6気筒 の リアエンジン 車」という構成を保っており、 21世紀 の現在では希少なリアエンジン量産車として異色の存在でもある。また、1990年代まで 四輪車 では数少なくなっていた 空冷エンジン を搭載していたことでも知られる。時代に応じて多少の変化はあるが、 ファストバック の車体形状と丸型 ヘッドランプ は、デビュー以来不変である。 1956年 にスタートした 356 の後継車プロジェクトは フェルディナント・アレクサンダー・ポルシェ を中心に進められた。356は設計当初2座席であり、2年生産された後に補助座席として後部2座席が付け足され、室内が狭かったことから、室内スペースを広く取るため ホイールベース を延長し、2+2シートを確保するという骨格のもとで進められ、試作車が3 - 4台製作された。プロジェクトは エルヴィン・コメンダ ( Erwin Komenda )に引き継がれ、一時は大型4人乗りモデルも検討されたが、最終的に2+2のコンパクト クーペ に落ち着いた。 初代 901型(1964年 - 1977年) 1963年 に356の後継車として フランクフルトモーターショー で プロトタイプ がデビューし、 1964年 から本格生産に入った。当初は開発コードそのままに「901」と名乗っていたが、 プジョー が中央に0の入った3桁数字をすべて 商標 登録していたため「911」と改めた [ 1 ] 。初代生産型は開発コードの901からそのまま901型(Typ 901)と称され、部品番号も901から始まっている。同様の理由で ポルシェ・904 はポルシェ・カレラGTSに改名されている。通称「ナロー」。日本には ミツワ自動車 により 1965年 より輸入されている。技術担当重役はF.トマラ、エンジン開発主任は フェルディナント・ピエヒ 、スタイリングは フェルディナント・アレクサンダー・ポルシェ が担当した。 エンジンは新たに開発された 空冷 水平対向6気筒 で、 内径 ⌀80 mm × 行程 66 mm。低 騒音 と高 出力 を兼ね備えており将来性があるとの観点から、従来の プッシュロッド 式に換えて SOHC が採用された。 排気量 は大きなマージンを取り、かつ手の届きやすい価格にするため1,991 cc になったものの、後の市場の要求次第で2.7 L 程度まで拡大できるようになっていた。総 アルミニウム合金 製の クランクケース 、 チェーン 駆動 [ 注釈 1 ] される カムシャフト 、 ドライサンプ [ 注釈 2 ] 、鉄製 シリンダーライナー をアルミフィンで包んだバイラル構造シリンダー [ 注釈 3 ] 、軸流式冷却ファン [ 注釈 4 ] などが特徴点として挙げられる。 キャブレター は ソレックス トリプルチョーク40PIオーバーフロー型をツインキャブで採用していた。 クラッチ はフィヒテル&ザックス( Fichtel & Sachs 、現・ ZF )が生産した砂型アルミニウム 鋳物 製で軸間距離は68 mm、⌀215 mm単板ダイアフラム式。 全長は4,163 mm。全幅は1,610 mm。 ホイールベース は2,211 mm。 トレッド は前 1,337 mm、後 1,317 mm。ホイールサイズは前後とも4.5×15 in 。 タイヤ は前後とも165HR15。 ブレーキ は1系統で パッド 面積は前 52.5 cm 2 、後 40 cm 2 。 オルタネーター は490 W 。 暖房 は ヒートエクスチェンジャー に加え、補助的に メインタンク の ガソリン を燃料とし、電気的に点火する エバスペッヒャー ( ドイツ語版 ) の 燃焼式ヒーター を標準採用した。 1967年 の フランクフルトモーターショー で タルガ モデルが発表された。 911 - エンジンは 圧縮比 9.0で出力 130 PS (96 kW ; 128 hp ) / 6,100 rpm 、最大トルク 17.8 kgf⋅m (174.6 N⋅m ) / 4,200 rpmの901/01型が搭載されていた。プロトタイプは高度な腕を持つ職人が個々に作っていたので問題が起こらなかったが、大量生産を始めるとフロント キャンバー 4 分 、リアキャンバー1 度 6分、フロント トーイン 15から20分、リアトーイン0から - 2分、 キャスター 7度45分 [ 2 ] という厳しいサスペンション調整に関する 公差 を守れず、初期の製品は非常にハンドリングが神経質となったため、11 kgもの 鋳鉄 製の 錘 2つが「 バンパー 補強材」の名目でフロントバンパー両側に取り付けられた。初期型に搭載されていたソレックス製キャブレターでは2,500 - 3,000 rpmの領域でパワーが出ず、ソレックスの工場に社員が派遣されたが効果は上がらず、 1966年 2月から元々 ランチア・フラミニア V6 用に開発された ウェーバー 401IDA3C/40IDA3C1に変更され、これによりエンジン形式名が901/05型エンジンとなった。 911S に先行して採用されていた新型のヒートエクスチェンジャーが1966年11月に採用され、暖房の効きが改善されると同時に、 バルブオーバーラップ を小さくした901/06型エンジンとなった。 911S ( 1966年 7月25日発表、 1967年 発売) - Sはスポーツを意味する。軽合金 鍛造 ピストン の採用、バルブ大径化とオーバーラップ引き上げ、ポート大径化、圧縮比9.8で出力 160 PS (118 kW; 158 hp) / 6,600 rpm、最大トルク 18.2 kgf⋅m (178.5 N⋅m) / 5,200 rpmの901/02型エンジンを搭載し、リア トレッド を拡大したモデル。 トランスミッション は5速のみ高くし911用を流用している。新型のヒートエクスチェンジャーが使用され、暖房の効きが改善された。ブレーキは通風式となった。 1967年 8月から 1968年 7月まで生産された。ホイールが5.5J15に変更された。 セミオートマチックトランスミッション であるスポルトマチック905型 [ 注釈 5 ] のオプション設定がされた。スポルトマチック搭載車はエンジン形式が別になっているが、装着に必要なアタッチメントラグを持つ以外の差はない。ブレーキが2系統に増えた。燃焼式ヒーターはオプションになった。 911L ( 1968年 発売) - 911T が出た事で、それまでの 911 の名称を改称。Oシリーズの 911S に続いてブレーキが通風式になった。引き続き901/06型エンジン、スポルトマチック車は901/07型エンジン。アメリカ仕様 [ 注釈 6 ] 901/14、アメリカ仕様スポルトマチック車901/17。 911T ( 1968年 発売) - ポルシェ912に代わる廉価版として、カムシャフトや圧縮比変更(圧縮比8.6)で 110 PS (81 kW; 108 hp) / 5,800 rpm、 16.0 kg⋅m (156.9 N⋅m) / 4,200 rpmにデチューンされた901/03型エンジンを搭載。足回りはスタビライザーを外しソフトにして中低速域の扱いよさ、乗り心地を向上させた。エンジンのシリンダーブロックの材質をアルミから鋳鉄に変更。ピストン、 クランクシャフト も一般の911の鍛造から鋳造に変更されるとともにカウンターウェイトを省略。内装もプラスチックやビニールレザー多用など各所でコストダウンして作られた。しかしこれは、 レース車輛 への改造を念頭に置いた物でもあった。レース用に交換、除去される部分をあらかじめ安く作って安く提供する事でプライベーターの負担を軽減した。レースで使うなら、高価な911Sでも廉価な911Tでも交換、除去するパーツは同じであり、逆にレギュレーションで交換の許されない シリンダーヘッド 、バルブ径などは 911S と共通であった。レース用ベース車とも取れ、事実、ポルシェはTをSとは同じツーリングカークラス参加へ公認申請、多くの911Tのエンブレムをつけた車がレースに参加しており「T」の名称はツーリングクラス出場権を表す「T」とも読めた。 1968年 にセミオートマチックトランスミッションであるスポルトマチックの設定がされ、スポルトマチック車は901/13型エンジン、ブレーキが通風式となった。 911S - エンジンはOシリーズと同一。スポルトマチック車は901/08型エンジン。 911R ( 1967年 限定発売) - レース、 ラリー 用特殊モデル。デュアル イグニッション 、特殊軽合金製 シリンダーブロック の採用、圧縮比10.3、バルブの大径化と開閉タイミング変更、ウェーバー46IDAキャブレター採用等 ポルシェ・906 とほぼ同等のチューニングを受け、 210 PS (154 kW; 207 hp) / 8,000 rpm、 21 kgf⋅m (205.9 N⋅m) / 6,000 rpmを発生する901/22型 [ 注釈 7 ] エンジンを搭載した。ボディーはフロントフェンダー、前後リッド、バンパーが グラスファイバー に、窓が アクリル 板にそれぞれ置換、内装も簡素化され、車両重量は800 kgと大幅に軽量化された。先行試作3台と量産20台、計23台が生産された。量産型は製造をカール・バウアが担当し、窓が薄く軽量化されているなど細部が異なる。また量産型のうち数台は ワークス に残ってレースに参戦した。1967年にイタリア、トスカーナの公道サーキット(永久サーキットの ムジェロ・サーキット の前身)で行なわれたフレスコバルディ・トロフィー(国際スポーツカー選手権第9戦)へプロトタイプ2リットルクラスで参加し、クラス優勝(総合3位、上位2台は同2リットル超クラスの 910 )、スポルトマチック搭載車がマラトン・ド・ラ・ルート(マラソン・デ・ラ・ルート)で総合優勝、1968年トスカーナの公道サーキットで行なわれたムジェロ・グランプリで総合3位入賞(上位2台は同クラスの アルファロメオ・T33/2 と910)、1969年ツール・ド・フランスで総合優勝、 DOHC の916型エンジン搭載車が ツール・ド・コルス で優勝した。 1968年8月から 1969年 7月まで生産された。ホイールベースが2,271 mmに延長されるなどで操縦性が大幅に改善され、 ポール・フレール は「ポルシェの中古車を買おうとしている人々に、それ以前の車は考えない方がいいとわたしは助言してきた」と書いている。185/70VR15タイヤと15インチ×6Jのホイールを納めるためにホイールアーチがつくようになり、これ以降「ナロー」の俗称を使わない者もいる。 911E と 911S の燃料供給が ボッシュ 製6プランジャー メカニカルインジェクション に変更され、出力が向上するとともに 燃費 が改善され、また点火が容量放電となって 渋滞 時のプラグ汚損が軽減された。リアウィンドーに熱線が入り、 オルタネーター が770 Wに大容量化されている。 エアコン がオプション設定された。シフトパターンが一速が左上に来る一般的な物になった。 911T - クランクケースがマグネシウム圧力鋳造品に変更されることで10 kg軽量化された。ブレーキのパッド面積は前 52.5 cm 2 、後 52.5 cm 2 。 911E ( 1969年 発売) - 911L からの改名。圧縮比9.1で 140 PS (103 kW; 138 hp) / 6,600 rpm、 17.8 kgf⋅m (174.6 N⋅m) / 4,500 rpmの901/09型エンジン、スポルトマチック901/11型エンジン。 911S - 170 PS (125 kW; 168 hp) / 6,800 rpm、 18.5 kgf⋅m (181.4 N⋅m) / 5,500 rpmの901/10型エンジン。 オイルクーラー が新設された。フロントブレーキキャリパーはアルミニウム製となりパッド面積は前 78 cm 2 、後 52.5 cm 2 、ライニング13 mm厚。 1969年8月から生産された。内径 ⌀84 mm × 行程 66 mmに拡大し排気量2,195 cc。マニュアルトランスミッションのケースがアルミニウム ダイカスト 製に強化された911型となり、クラッチは ⌀225 mmに大径化された。マニュアルトランスミッションケースは後にマグネシウム合金製に変更された。 911T/2.2 - 125 PS (92 kW; 123 hp) / 5,800 rpm、 18.0 kgf⋅m (176.5 N⋅m) / 4,200 rpmの911/03型エンジンに変更した。スポルトマチック装備は911/06型、US仕様は911/07型、US仕様スポルトマチック装備は911/08型エンジン。キャブレターがソレックス製から ゼニス・ストロンバーグ 製に置換された [ 3 ] 。マニュアルトランスミッションは4速が標準でオプションで5速も選択できた。マニュアルトランスミッション車のブレーキが通風式となりこれで全車種通風式となった。容量放電が 911T にも採用され、全車種容量放電点火となった。 911E/2.2 - マニュアルトランスミッションは5速が標準。 155 PS (114 kW; 153 hp) / 6,200 rpm、 19.5 kgf⋅m (191.2 N⋅m) / 4,500 rpmの911/01型、スポルトマチックは911/04型エンジン。自動車高調整機能付きハイドロニューマチックストラットを装備している [ 3 ] 。 911S/2.2 - 180 PS (132 kW; 178 hp) / 6,500 rpm、 20.3 kgf⋅m (199.1 N⋅m) / 5,200 rpmの911/02型エンジン。マニュアルトランスミッションは5速のみでスポルトマチックは用意されなかった。 1971年7月まで生産された。 1971年8月から生産された。内径 ⌀84 × 行程 70.4 mmで排気量 2,341 ccに拡大された。マニュアルトランスミッションはレース用の916型をベースとし軸間距離 77 mmに拡大されたマグネシウムダイキャスト製5速915型または4速915型に変更された。クラッチが ⌀225 mmに拡大された。オプションのスポルトマチックも強化されつつトルク比2.2に変更された4速925型または3速925/10型に変更された。 エンジンオイル のタンクが右後輪の前に移動された。 911T/2.4 - 130 PS (96 kW; 128 hp) / 5,600 rpm、 20 kgf⋅m (196.1 N⋅m) / 4,000 rpmの911/57型エンジン、スポルトマチックは911/67型エンジン。ヨーロッパ仕様のゼニス製キャブレターのままではアメリカの排気ガス規制に適合できず、アメリカ仕様は 911E/2.4 や 911S/2.4 と共通の6プランジャー(機械式)燃料噴射ポンプを採用し、 140 PS (103 kW; 138 hp) / 5,600 rpm、 20 kgf⋅m (196.1 N⋅m) / 4,000 rpmの911/51型エンジン、スポルトマチックは911/61型エンジンとなった。アメリカの排出ガス規制が厳しくなり、1973年1月より ボッシュ の Kジェトロニック に変更され、圧縮比8.0で 140 PS (103 kW; 138 hp) / 5,700 rpm、 20.5 kgf⋅m (201.0 N⋅m) / 4,000 rpmの911/91エンジン、スポルトマチックは911/96型エンジンに置換された。 911E/2.4 - 165 PS (121 kW; 163 hp) / 6,200 rpm、 21 kgf⋅m (205.9 N⋅m) / 4,000 rpmの911/52型、スポルトマチックは911/62型エンジン。 911S/2.4 - 190 PS (140 kW; 187 hp) / 6,500 rpm、 22 kgf⋅m (215.7 N⋅m) / 4,000 rpmの911/53型、スポルトマチックは911/63型エンジン。 1973年7月まで生産された。コストと使い勝手の面からエンジンオイルタンクが右後輪後部に戻された。 911カレラRS2.7 911カレラRS2.7 ( 1973年 限定生産?) - グループ4 の ホモロゲーション を取得するため、911S/2.4をベースに当初500台が 限定販売 された。ボディを軽量化し、内径 ⌀90 mm × 行程70.4 mm、圧縮比 8.5、排気量 2,687 ccで出力 210 PS (154 kW; 207 hp) / 6,300 rpm、 26 kgf⋅m (255.0 N⋅m) / 5,600 rpmの911/83型エンジンを搭載した。ツーリング、スポーツ、レーシングの3グレードがあり、スポーツグレードの重量は960 kg、ツーリングは1,075 kg [ 4 ] 。当初の生産台数はすぐに売り切り、1,000台以上が追加生産されたためグループ3のホモロゲーションも得た。日本に正規輸入されたのはスポーツグレードのみで14台。 「73(ナナサン)カレラ」 と俗称され名車として現在まで語り継がれている。トランスミッションは5速915型のみ。 917 からフィードバックされた技術で、アルミニウムシリンダーの摺動面にニッケルとシリコンの化合物を付着させた「ニカシル」 めっき シリンダーにより、ボアピッチを広げること無くこの大きな内径を実現している。ホイールはフロント6J15、リア7J15。タイヤはフロント185/70VR15、リア215/60VR15。 1973年8月から1974年7月まで生産された。外観が、米国の連邦自動車安全基準 (Federal Motor Vehicle Safety Standard, FMVSS) のバンパー強度規定Std215に従った 5マイルバンパー の装着により一新された。以降930型が製造中止になる1989年まで「ビッグバンパー」と俗称されたが、ノンターボモデルは901型のまましばらく生産された。 エンジンは、内径 ⌀90 mm × 行程 70.4 mm、排気量 2,681 ccに拡大された。ニカシルシリンダーで後アルシルシリンダーに変更された。リアサスペンションアームがアルミニウム鋳物製となった。 911/2.7 - カムシャフトが新型の911/97型に変更された911/92型エンジン、スポルトマチックが911/97型エンジン。 911S/2.7 - カムシャフトが新型の911/98型に変更された911/93型エンジン、スポルトマチックは911/98型エンジン。 911カレラRS3.0 ( 1975年 限定発売) ? 109台生産され、うち50台以上が カレラRSR に改造された。内径 ⌀95 mm × 行程 70.4 mm、圧縮比 10.3の2,994 ccで、 230 PS (169 kW; 227 hp) / 6,200 rpm、 28.0 kgf⋅m (274.6 N⋅m) / 5,000 rpmの911/77型エンジン。燃料供給は ボッシュ メカニカルインジェクション。トランスミッションは5速915型のみ。ブレーキは ポルシェ・917 から流用したアルミニウム製。ボディ重量は900 kg。 カレラRSR ( 1975年 限定発売) - 911カレラRS2.7 をレース用に改造したもので排気量 2,806 cc、 300 PS (221 kW; 296 hp) / 8,000 rpm、 33.0 kgf⋅m (323.6 N⋅m) / 6,500 rpmの911/72型エンジン を搭載している。ブレーキは 917 から流用しカムシャフトは 906 から流用している。ボディ重量は900 kg。1975年には、排気量2,994 cc、出力が 345 PS (254 kW; 340 hp) まで向上している。 1974年8月から1975年7月まで生産された。オルタネーターが980 Wに大容量化され、ヒートエクスチェンジャーが改良され、オプションだった燃焼式ヒーターは廃止された。 排出ガス対策 の影響でポルシェ史上初めてアメリカ市場向けのエンジンの公称性能を他の市場向けより低く称した。 911/2.7 - ボッシュ Kジェトロニックで 150 PS (110 kW; 148 hp) / 5,700 rpm、 24 kgf⋅m (235.4 N⋅m) / 3,800 rpmの911/41型エンジン、スポルトマチックは911/46型エンジン。アメリカには輸出されなかった。 911S/2.7 - ボッシュKジェトロニックで 175 PS (129 kW; 173 hp) / 5,800 rpm、 24 kgf⋅m (235.4 N⋅m) / 4,000 rpmの911/42型エンジン、スポルトマチックは911/47型エンジン。アメリカ市場向けは 165 PS (121 kW; 163 hp) 、 23 kgf⋅m (225.6 N⋅m) の911/43型エンジン、スポルトマチックは911/48型エンジン。 カリフォルニア 向けは EGR を装着し 160 PS (118 kW; 158 hp) 、 22.4 kgf⋅m (219.7 N⋅m) の911/44型エンジン、スポルトマチックは911/49型エンジン。 911SC/2.7 - 機械インジェクションで 210 PS (154 kW; 207 hp) 。 1975年8月から生産された。ブレーキのパッド面積は前 78 cm 2 、後 52.5 cm 2 。 オートチョーク を装備した。給油ポンプが大型化され、冷却ファンが5枚羽根に強化された。Hシリーズ 911/2.7 に相当するグレードは廃止され、Hシリーズ 911S/2.7 に相当する 911/2.7 と 911SC/2.7 に相当する 911カレラ3.0 のみとなった。 1976年 から全車種 溶融亜鉛めっき [ 5 ] [ 注釈 8 ] で防錆処理されたティッセン(現 ティッセンクルップ )製鋼板を採用し、ボディの耐久性が大幅に向上した。サイドミラーの角度調整が電動式となった。 911/2.7 - Hシリーズの 911S/2.7 に搭載されていたエンジンを搭載した。 911カレラ3.0 - 内径 ⌀95 mm × 行程 70.4 mmの2,994 cc。オプションで前が15インチ7Jホイールに205/50VR15タイヤでトレッド1,398 mm、後が15インチ8Jホイールに225/50VR15タイヤでトレッド1,405 mm。 911リミテッド ( 1976年 限定発売) - フェルディナント・ポルシェ 生誕100周年 [ 6 ] を記念し500台限定。一般の911より70万円も高価であったが日本でも50台が販売された。外部塗装は、ダイヤモンドシルバーメタリック。薄く色が入ったアロイホイール、布ばりシート、パワーウィンドー、フロント色ガラスが特別仕様。 1977年7月まで生産された。 911カレラ3.0 - オプションで前が7J16inホイールに205/55VR16タイヤでトレッド1,438 mm、後が16インチ8Jホイールに225/50VR16タイヤでトレッド1,511mm。 1977年8月から生産された。 180 PS (132 kW; 178 hp) / 5,800 rpm、 25 kgf⋅m (245.2 N⋅m) / 4,000 rpmのエンジン。 2代目 930型(1975年 - 1989年) アメリカ合衆国 の連邦自動車安全基準 ( Federal Motor Vehicle Safety Standard , FMVSS ) のバンパー強度規定Std215に適合するため、大型の 5マイルバンパー が装着された。このことから「ビッグバンパー」と通称される。 ボディの種類はクーペと脱着式のルーフをもつ タルガ の2種類。トランスミッションは当初915型と呼ばれるポルシェ内製トランスミッション(ポルシェ シンクロ )を採用した。 911初のターボモデルである「911ターボ」は、1973年の フランクフルトモーターショー でプロトタイプが公開されたのち、1974年の パリサロン で量産仕様が発表され、1975年に発売された。ポルシェの市販車として初のターボ搭載車となった911(930)ターボは、その後も改良を重ね、ポルシェのフラッグシップモデルのひとつとして昇華していくこととなる。 当初、「930」という型式は ターボ モデルのみに与えられ、 自然吸気 (NA)モデルは901型のままであったが、 1978年 にはNAモデルも930型に移行している。 911ターボ ( 1975年 発売、 1976年 日本発売) - 1973年 フランクフルトモーターショー で「911ターボ」試作車が展示され、280 PSで最高速度280 km/hとアナウンスされていた。1974年 パリサロン に「930ターボ」試作車が展示された。生産車は内径⌀95 mm×行程70.4 mmで2,994 cc、圧縮比6.5の930/50型エンジンを搭載、 ボッシュ KEジェトロニックとブースト圧0.8気圧のKKK( ドイツ語版 、現 ボルグワーナー )製 ターボチャージャー で260 PS/5,500 rpm、35.0 kgm/4,500 rpm。日本仕様は 昭和50年(1975年)規制 に適合するため等で245 PS/5,500 rpm、35.0 kgm/4,000 rpm [ 7 ] 。大パワーに対応するワイドタイヤを納めるべく フェンダー は拡大され全幅は1,775 mm。1978年モデルからはカタログ上の名称が、「 ターボ 」(1978年)、「 930ターボ 」(1979年)、「 911ターボ 」(1980年)と変遷しているが、特別大きな変更はない。豪華な内装をもつ高性能スポーツカーとして高価格ながら販売は好調であった。トランスミッションは当初4速 MT 930型であり、ポルシェは「ありあまるパワーには4速で充分」と説明したが、「ポルシェシンクロトランスミッションの許容量がターボの トルク とパワーに耐え切れず、やむなく4速にした」というのが通説。クラッチ径は⌀240 mm。 1975年8月から生産された。サイドミラーが電動式となった。 1976年 から全車種 溶融亜鉛めっき [ 5 ] [ 注釈 9 ] で防錆処理された鋼板を採用し、ボディの耐久性が大幅に向上した。 1977年7月まで生産された。 911ターボ - 前が7J16inホイールに205/55VR16タイヤでトレッド1,438 mm、後が8J16inホイールに225/50VR16タイヤでトレッド1,511 mm。 1977年8月から生産された。 911ターボ - 内径⌀97 mm×行程74.4 mm、排気量3,299 ccに拡大され、圧縮比7.0で300 PS/5,500 rpm、42.0 kgm/4,000 rpm。新たに空冷式 インタークーラー を装備した。エンジン取り付け位置が30 mm後退し、これに伴いリアタイヤの指定空気圧が上げられた [ 8 ] 。アメリカ向けと日本向けは サーマルリアクター と低 オクタン ガソリン対応のため265 PSに抑えられている。 901型のままだったノンターボ車が930型に移行した。この年 新潟県警察 に パトロールカー として配備され、その後20年近く活躍したことが知られている。 911SC ( 1978年 発売) - 従来の 911S に当たる。内径⌀95 mm×行程70.4 mmの2,994 cc、930/17型エンジン。 ボッシュ のKジェトロニック、圧縮比8.5、180 PS/5,500 rpm、27.0 kgm/4,000 rpm。 911SCS ( 1978年 発売) - 従来の 911カレラ に当たる。 日本でターボモデルの輸入が一時途絶えた。 ポルシェ・356 で人気のあった オープンモデル であるカブリオレが復活した。 1984年 フランクフルトモーターショー で「カレラ」の名称が復活した。 911カレラ - 内径⌀95 mm×行程74.4 mm、圧縮比10.3、排気量3,164 ccエンジン。225 PS/5,900 rpm、27.3 kgm/4,800 rpm。フラップ式 エアフロメーター の ボッシュ Lジェトロニックを採用した。馬力も1973年の カレラRS を超えたことから、かつてレーシングモデルにのみ与えられていたカレラの名称は以降ノンターボモデルの名称として使用されるようになった。 フロアパンとバルクヘッドの板厚が0.75 mmから1 mmにアップし、剛性が向上した。ターボの日本輸入が再開された [ 9 ] 。 911ターボ - ボッシュ Kジェトロニック。ターボはKKK製。内径⌀97 mm×行程74.0 mm、3,287 cc、288 PS/5,300 rpm、38.9 kgm/4,250 rpm [ 10 ] 。 ノンターボモデルのトランスミッションが ボルグワーナー 式の ゲトラグ 製G50型を採用した。 コンロッドボルトが強化され、ブレーキパッドがアスベストフリーとなった。 911ターボ - ボディーバリエーションとしてタルガトップ [ 11 ] 。とカブリオレ [ 12 ] を選択できるようになった。 911ターボ・フラットノーズ ( 1988年 限定発売) - リトラクタブルライトとすることで空力を改善し、330 PSエンジンを搭載したモデル。 911カレラスピードスター 1989年限定 911ターボ - トランスミッションが5速のゲトラグ製に変更されている。 911ターボS ( 1989年 限定発売) - 330 PSエンジンを搭載し足回りも強化され少数製造された。 3代目 964型(1989年 - 1993年) ボディ構造が一般的な モノコック となり、サスペンションのスプリングが トーションバー から コイル に変更された。外観は先代までのキープコンセプトだが、8割が新規部品である。 四輪駆動 のカレラ4、 トルコン 式ATのティプトロニックが設定された。 4代目 993型(1993年 - 1997年)
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リアのサスペンションがサブフレームマウントの マルチリンク式 に変更された。また、ポルシェの量産車としては 最後の 空冷エンジン 搭載車 となった。 5代目 996型(1997年 - 2004年) 完全新設計の シャシ を採用し、アイデンティティのひとつであった空冷エンジンも新設計の 水冷エンジン に変更された。 6代目 997型(2004年 - 2011年) 996型で不評だった涙目型 ヘッドライト を廃止し、旧来の丸型ヘッドランプに回帰した。シャシは996をベースとし、エンジンも前期型は996のものをベースとするが、後期型では新開発の 直噴エンジン に変更され、トランスミッションに PDK が導入された。 7代目 991型(2011年 - 2018年) ボディに軽量金属を使用し、剛性アップと軽量化の両立が図られた。前期型は997後期型の 自然吸気 (NA)エンジンを改良して採用するが、後期型はGT3等の一部グレードを除き、全車 ターボチャージャー 付きエンジンに移行した。 8代目 992型(2018年 - ) 内外装を中心にモダナイズされた。GT3には911史上初のフロントダブルウィッシュボーンサスペンションが与えられた。 インターミディエイトシャフトの破損について 996型と997前期型に搭載された水冷エンジンは、同じ形式のヘッドおよびシリンダーを左右で共用するため、 タイミングチェーン がエンジンの左右バンクで前後に分かれて配置されている [ 13 ] 。このため、 クランクシャフト から カムシャフト へ動きを伝達するインターミディエイトシャフトが延長されクランクケースを前後に貫通している(空冷時代の基本構造を受け継いだクランクケースを継続使用するターボ、GT2、GT3を除く) [ 13 ] 。 このインターミディエイトシャフトの不具合がブログ、掲示板、日本 国土交通省 の自動車不具合情報ホットラインなどで報告されている。ポルシェ本社は本不具合に対する公式見解を発表していないが、利用者からの情報を総合すると剛性不足とベアリング潤滑不良に起因する不具合が996型および997前期型で発生している。997前期型の2006年と2007年モデルで応急的な対策( ボルト などの改良)がなされたが、当該年式においても依然としてインターミディエイトシャフトの不具合は散見される。本不具合はエンジン稼働中に 応力 のかかるインターミディエイトシャフト(のボルトおよび ベアリング の経年変化によって 潤滑不良 となった部分)に 負荷 が集中した結果、突然耐え切れず破損してしまうものである [ 13 ] 。これにより、インターミディエイトシャフトを通して制御されていたカムシャフトが暴走し、最悪の場合 エンジンブロー を起こすおそれがある。修理には大規模の修理もしくはエンジンの交換が必要となる。2012年10月より、本件に関してポルシェジャパンによるサービスキャンペーン( リコール とは異なる)が実施され、該当車(2001年5月4日から2005年2月21日製造分)は無償で点検、必要に応じ修理されることになった。 なお、直噴エンジンに換装された997後期型からはインターミディエイトシャフトそのものが存在しないため、本不具合とは無縁である [ 14 ] 。 ↑ 4気筒の356カレラエンジンでは ベベルギア 駆動であったため騒音が大きく、 ベルト 駆動はシンプルで静粛であるが当時としては ハンス・グラース しか採用しておらず、リスクを負うべきではないとの結論に至り、チェーン駆動となった。高性能エンジンは フライホイール が軽くチェーンに大きな加速力が掛かるため、当時最高品質であったレノルド( Renold )製を採用した。 ↑ 水平対向エンジンは横幅があるため、横Gが掛かったときのエンジンオイルのレベル変動が激しい。ウエットサンプでオイルパンを深く取れば 最低地上高 を確保するためエンジン位置を上げねばならず、 重心 が高くなる。また、空冷のためオイル量を増やす目的もあって4気筒エンジンでもカレラ(356と904)にはドライサンプが採用されていた。 ↑ 当初はアルミニウム合金、試作段階では 鋳鉄 製であった。 ↑ 従来使われていたシロッコ式は非常に安価にフォルクスワーゲンから購入できたが効率が劣り、また風が左列に向くので右列用にダクトを設けるか右寄りにファンを移動する対策が必要になっていた。 ↑ スロットルを閉じた時 排気マニホールド に空気を吹き込む Vベルト 駆動の二次エアポンプが追加されている。 ↑ 906の901/20型は クランクケース が マグネシウム合金 製であるがこれは アルミ合金 製である点が異なる。 ↑ 電気めっき ではなく、500 ℃の 亜鉛 槽にドブ漬けする方法。 ↑ 電気メッキではなく、摂氏500度の 亜鉛 槽にドブ漬けする方法。 ↑ Patrick C. Paternie (2004-12-15). Porsche 911 Red Book 1965-2004 . Motorbooks International. p. 8. ISBN 9780760319604 1 2 『ポルシェ博物館/松田コレクション資料』p. 76。 ↑ CG classic Vol.4 永遠のクラシック911、ナロー再考。株式会社カーグラフィック 1 2 『ポルシェ911ストーリー』p. 146。 ↑ ポルシェ博物館資料p. 108。 ↑ 『外国車ガイドブック1977』p.144。 ↑ ポルシェ博物館資料p. 80。 ↑ 「昨年から再輸入されるようになった」『外国車ガイドブック1986』p.136。 ↑ 『外国車ガイドブック1986』p. 208。 ↑ 『外国車ガイドブック1988』p.142。 ↑ 『外国車ガイドブック1988』p.143。 1 2 3 『ボクスター/ケイマン最強メンテナンス』 ↑ 『ポルシェ911のすべて』 『ワールドカーガイド1ポルシェ』 ネコ・パブリッシング ISBN 4-87366-090-4 『われらがポルシェ ポルシェなんでも事典』 講談社 別冊ベストカーガイド・赤バッジシリーズ『ボクスター/ケイマン最強メンテナンス』講談社 2009年9月10日 ISBN 978-4061799196 モーターファン別冊 ニューモデル速報/インポート 21『ポルシェ911のすべて』三栄書房 2012年8月9日 ISBN 978-4779615009 ポルシェ博物館/松田コレクション資料 小林彰太郎 『世界の自動車-5 ポルシェ』 二玄社 ポール・フレール 著、平井啓輔訳『ポルシェ911ストーリー』 二玄社 ISBN 978-4544040234 THE 911&PORSCHE MAGAZINE No.63『走り、愉快』 福野礼一郎『幻のスーパーカー』 双葉社 ISBN 4-575-28840-3 『スポーツカーカタログ見聞録』ティーポ 1998年8月号増刊 『 外国車ガイドブック1975 』 日刊自動車新聞 社 『外国車ガイドブック1976』日刊自動車新聞社 『外国車ガイドブック1977』日刊自動車新聞社 『外国車ガイドブック1978』日刊自動車新聞社 『外国車ガイドブック1979』日刊自動車新聞社 『外国車ガイドブック1980』日刊自動車新聞社 『外国車ガイドブック1981』日刊自動車新聞社 『外国車ガイドブック1982』日刊自動車新聞社 『外国車ガイドブック1983』日刊自動車新聞社 『外国車ガイドブック1984』日刊自動車新聞社 『外国車ガイドブック1985』日刊自動車新聞社 『外国車ガイドブック1986』日刊自動車新聞社 『外国車ガイドブック1987』日刊自動車新聞社 『外国車ガイドブック1988』日刊自動車新聞社 『外国車ガイドブック1986』日刊自動車新聞社 『外国車ガイドブック1987』日刊自動車新聞社 『外国車ガイドブック1988』日刊自動車新聞社 『外国車ガイドブック1989』日刊自動車新聞社 カレラ・パナメリカーナ・メヒコ - 「カレラ」の名前の由来となった自動車レース スポーツカーの代名詞「ポルシェ 911」50年の歴史を振り返る 981 ( B と C ) ( 英語版 ) 987 ( B と C ) ( 英語版 ) 2708/80 ( 英語版 ) メルセデス・ベンツ・300SL シボレー・コルベットスティングレイ フェラーリ・250GT SWB マセラティ・ギブリ ・ ポルシェ・356C ・ フェラーリ・250GTベルリネッタ・ルッソ フォルクスワーゲン・ラビットGTI ポルシェ911カレラ (964) フェラーリ・エンツォフェラーリ 自動車の車種 - 自動車の車種名一覧 出典を必要とする記事/2023年9月 ISBNマジックリンクを使用しているページ
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